今日は週1回のサウナの日。
10月に越してきて毎週サウナに入っているから今日が3回目。
毎週声を掛けてくれる人が2人いる。
1人は超イケメンでソフトな感じの見るからに良い人。
もう1人が車イスのお兄ちゃん。
この人、外見はかなりキテいる。
短髪に半端ない数のピアス。
サウナの外ではMA-1着て編み上げのごついブーツを履いている。
顔もいかにも強面な感じ。
毎週声を掛けてくれるのだが、それでもかなりビビっていた。
今日は、イケメンさんを含めてみんな先に帰ってしまい、あろうことかこのお兄ちゃんと2人きりになることに。
すると、
「俺がお前にフィンランド語を教えてやる。
毎週サウナで少しずつ覚えたら帰る頃にはペラペラだろ!」
なんて言って、タイトルに書いた文章を教えてくれた。
kalja -> beer
ja -> and
makkaraa -> sausage
"Kalja ja makkaraa!"
(ビールとソーセージちょうだい)
。。。
もっとなんかあんだろ。。。と思っていたら
「いつかお前をこっちのBarに連れて行きたいね。そのときにこうやって注文しろよ」
だって。まぁ、なんてイイ人。見かけで判断してはいけませんな。
ついでに、車イスの話。
このアパートは特別だろうが(多分そういう人達が優先的に入るようなアパートなんだろう)、街中でも車イスの人や少しだけ不自由そうな人を良く見る。明らかに日本にいるときより見る気がする。
そういう人達の割合なんて日本とフィンランドでそう変わらないだろうから、日本にはもっと多くの不自由な人たちがいるはずだ。
。。。彼らはどこで何をしているんだろうか??
さらに言うと、こちらの体が不自由の人達は明るいし、悲壮感がない気がする。
(あくまで個人的な感想。サンプルも少ないしまったく断定はできないが。)
「ビールとソーセージ」のお兄ちゃんは、毎週1人でサウナに来ている。
サウナの作りが、車イスの人1人でも楽しめるようにできている。
同じアパートに住む車イスに乗ったある女の人は、うちの嫁さんよりも可愛い格好をしてばっちりお化粧をしている。ごみ捨ても自分でやっている。1人でごく当たり前に普通に生活している。
以前の日記に書いた、意味不明な洗濯機の使い方を教えてくれた人も車イスに乗っていた。ぼくよりもはるかに上手に英語を話す賢そうな顔をした女の人だった。
喫煙所でタバコをふかしながら井戸端会議している車イスの人達は、なんだかとても優雅だ。
この人達、みんな英語を話す。ちゃんと当たり前に教育を受けているんだろう。
予想のつくオチで恐縮だが、こういう福祉とか教育とかの面では"フィンランドすげー"と思わざるを得ませんな。
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